離婚と子供の面会交流

離婚と子供の問題(面会交流)について

このページでは、離婚と子供の問題(面会交流)について解説いたします。

 

離婚したときに、子どもの問題としてとても大きな問題になるのが面会交流です。これは、親権(監護権)を有しない親が子どもに会うことを言います。言葉としては、面接交渉、面接交渉権ということもありますが、意味は同じです。これも基本的には話し合いで決めて行くものです。

 

別居している親と会うということに関しては、国民性、民族性というのもあると思うのですが、日本のご家族というのは、あまり重視してこなかった点かもしれないのですけれど、いまは別居している親と子どもさんが定期的に会うということについては、子どものためにも必要である、子どもの利益になることであるというふうに考えられていて、家庭裁判所とかで、もし面会交流もしたいですと調停とかで申し立てられるのですけれども、よほどの事情が無い限り認められます。子どもさんのためになるということの具体的な理由としては、例えば得られる知識ですとか、遊びとかの幅が広がりますし、子どもさんは非常に敏感で、自分が原因で両親は離婚したのではないかとか、別居した親が自分を見捨てたのではないかというようなことで、外に出なくても非常に傷ついていることが多いです。そういった不安を解消して、安定させてあげるという意味もありますので、子どもさんのために、ぜひ面会交流を実現させてあげたいというのが家庭裁判所の立場です。

 

ただ、離婚した父母が、面会のために、いままで大喧嘩をしていたのに、突然、連絡を取ったりしなければいけないというのは非常に負担だということもありますので、ここは、もし合意に至らなければ、家庭裁判所でルールを決めてもらうというような対応をしていただければと思います。家庭裁判所で面会交流だけ決めて下さいという調停を申し立てることもできますし、離婚の調停とかをする場合に、ついでにルールを決めるということもあります。

 

あまりに小さいお子さんですと、一人で会いに行かせるということもできませんので、それなりに工夫をしたりとか、難しい問題もあるのですけれども。先日、私が関与したケースでは、小学校低学年で、それなりに一人で行かせることもできるケース。ただ、父母は双方会いたくないというケースだったのですけれども、駅の改札か何かで引き渡すという約束をして、その場で子どもを渡してしまう。返してもらう時間も決めておいて、それを受け取りに、その時間に行くというようなルールを決めて、月に1回、それをやりましょうというような面会交流の調停をまとめたことがあります。

 

強制執行の可否ということで(3)に書いておきましたけれども、面会交流のルールを、もし決めたとしても、なかなか感情的に会わせたくないという方もいらっしゃって、実現しないことも多いです。それで、これを強制的に実現することができないかというのが、この問題なのですけれども、基本的には無理やりにつれてきても子どもさんに負担をかけるだけなので、基本的には強制執行は認められないというふうに考えてください。やはりこういうシーンでも話し合いというのが大切になってくるのではないかと思います。