離婚件数の傾向

離婚件数の傾向(離婚件数と離婚率・婚姻件数と婚姻率)

離婚件数と離婚率

まず、離婚件数について昭和42年ぐらいまでは、それほど増減に変化がなく、昭和58年に一度大きなピークを迎えています。その後、少し減少しているのですが、その後、また増加しています。この数値の統計資料は平成22年までのものですが、平成22年の段階で約251,000組という離婚件数になっています。

 

次に、離婚率について統計を取り始めた一番最初の昭和22年の段階では、人口1,000人に対して、だいたい1組強ぐらいの離婚件数だったのが、平成22年になると人口1000人に対して、だいたい2組強ぐらいの離婚率ということで、長い目で見れば倍増しているということになります。

 

ここ数年は離婚の件数、離婚率ともに下がっている傾向にあるのですが、離婚率は人口に対しての率ですので、この要因として、婚姻率の低下が挙げられます。

 

 

姻件数と婚姻率

もともと昭和22年の段階では人口1,000人に対して12組が結婚していたところ、一番右側、平成22年になりますと5.6組になっています。つまり半分以下までに減少しているんですね。現代人は結婚しなくなったということです。また、 婚姻件数が最高だったのが昭和47年ですが、ここから見ても半分ぐらいになってしまっているということになります。

 

離婚が減り始めている要因としては、日本の人口の減少が始まっていますので、そういう意味で離婚は減る傾向にはあるのですけれども、皆さんの身近でも、離婚されている方は意外と多いのではないかと思います。離婚を社会的に見ると、離婚は増加というか、身近なものになるというと、ちょっとおかしいかもしれませんけれども、珍しいものでは無くなってきているのではないかと思います。

 

理由として考えられるのは、良くも悪くも個人主義ですよね。個々の人間、個々の人々が自分の幸せを追求するという風潮がありますから、家族のためとか家のためみたいな考え方よりも、自分ということが強くなってきたのではないかというのが一つ挙げらます。次に、大きな要因として考えられるのが女性の社会進出です。経済的に力の無い、男性でもそういう方がもちろんいらっしゃるので、女性に限ったことではないのですが、一般的に見て女性が経済的に力が無いために離婚できなかった、したくてもできないという状況が、女性も社会に進出して収入を得ることによって経済的に一人で自立できるようになったということで、離婚を選択しやすくなったということなのではないかと思います。

 

その他、「離婚」すること自体がが珍しくなくなってきましたから、抵抗なく離婚ができるようになった。そういったいろいろなことの流れの中で、皆さんの意識の変化があって、離婚が多くなってきたということになると思います。